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多趣味な大学生

世界遺産 「リドー運河」 in カナダ

 

リドー運河は「北米最古の運河」として2007年に世界遺産として登録されました。

               f:id:poposinfo:20210620214429j:plain(手前に見えてるのはカナダ国会議事堂、観光地としても有名ですね)

全長202 km、人工部分はわずか19 kmであり、ほとんどが自然の川や湖を繋げてできた運河であるので、自然の景色が残り、レジャーとしても利用されています。まず、個人的に一番魅力的な冬のリドー運河について見ていきます!

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 冬のリドー運河は一面氷となり、厚さ25 cmになるとスケートリンクとして無料で解放されるそうです。7.8 km世界最長のスケートリンクとしてギネスブックにも載っています。通勤通学に利用する人もいるそうで、うらやましい限りです(>_<)

 

リドー運河はカナダの首都オタワからキングストン五大湖最小の湖であるオンタリオ湖)を結ぶ運河で、元はアメリカと緊張状態の時に最前線のキングストンへ軍事物資を運ぶために作られました。先ほど言ったように人工部分はわずかなので、202 kmの運河をたった6年で完成させることができたのです。リドー運河の元であるリドー川は、滝があったりと急流でした。なので、リドー運河には水の階段「ロック(閘門)」が昔からずっと利用されています。ロックの仕組みは簡単で、次のようになってます。

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リドー運河ではこのロック、水門の開閉は全て人力で行われています。ロックがある場所で船は混雑するので、ロックステーションという船着き場が20ヶ所以上存在するのですが、例えばオタワロックという8段のロックの場合、1時間半かけて25 mを上ります。すっごい時間かかるなあと思うかもしれませんが、「急がないのが運河の旅の心得」だそうです。日本ではあまり考えられないですが、時間にとらわれずにゆったりした旅そのものを楽しむのもいいですね。

 

 

 

毎週日曜放送のTBS世界遺産で「リドー運河」が紹介されていたので、ブログでも紹介させてもらいました!!